その昔 (明治~昭和42年)

家族が交通事故に遭い、亡くなった場合に、
遺族は被害者本人の代わりに、加害者に対して(被害者本人分の)慰謝料/損害賠償を請求できるでしょうか?

その昔、判例はこれについて、被害者が亡くなるまでの間に慰謝料/損害賠償を請求するという意思表示をしていれば、遺族がこの権利を相続できる、としてました。

じゃぁ「意思表示」ってどんなものをさすの?

相続が認められた例
 ・「残念無念」と言ってこときれたケース
 ・「痛い」と言ってこときれたケース

認められなかった例
 ・「助けて!」と言ってこときれたケース

そして、勿論、即死した場合は、意思表示するヒマがなかったので、認められないとされます。

そんなんおかしーやん!

うん、明らかにおかしい。

そゆわけで、昭和42年に判例は変更されました。
いわく、
「車が当たってから、死ぬまでの間に1秒ぐらいはあるはずで、この間に観念的意思表示があったとみなす。(つまり、すべての遺族は、被害者の代わりにこれらの権利を請求できる)」

前よりはマシだけど、これもなんとなく理屈に合わない。
とゆーことで、今の学説は(判例ではない)、「本人分の請求を遺族が代わりにするのは認められない。」としてます。
遺族は、被害者の死による精神的苦痛に対する慰謝料請求権&生活費等実費を払え!という損害賠償請求権を独自に持ってるから、それでいいでしょ、っていうのがその理由。

まぁ額的にはそんな変わらないから、理屈の話でしかないんだけど、
にしても、変更前の判例はヘンだよねぇ。。。
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by cheeriot | 2005-06-14 23:59 | SCHOOL
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