帰宅
葬儀場が混んでいたおかげで、祖母は長いこと帰りたがっていた家で2日近くを過ごすことが出来た。
家を出る前に、母の希望で「湯棺の儀」(故人の身体を洗い清めることで、現世の汚れを洗い清めるとともに、新たな旅立ちのための身支度を整えるという儀式)を行ったのだが、これがとても良かった。葬儀屋さんの手で丁寧に洗ってもらい(※バスタオルでうまく身体を隠してくれる)、出の装束を身に纏い、お化粧を施してもらった祖母は、気持ち良さそうに眠っているようにしか見えず、電話が鳴る度に起こすんじゃないかとヒヤッっとした。
祖母は十年以上も前から、四国八十八箇所を巡る等し、手甲、脚半、わらじに至るまで自分の死装束を整え、母に伝えてあった。それは、「今時珍しいぐらいに本格的」と葬儀屋さんを唸らせるに足る支度だったが、簡単に手に入ったであろう足袋が漏れていたのが、何となく祖母らしく、ご愛嬌だった。
[PR]
by cheeriot | 2011-04-12 23:59 | FAMILY
<< 旅立ちの時 祖母の死(我が家の歴史) >>



興奮のあまり、ただいまタイトル変更中
by cheeriot
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31